Google Adsenseの審査に合格するために気を付けたこと

はじめに

 2019年11月10日,Google Adsenseの審査に合格しました。

 弊サイトを開設したのが,同年10月24日ですので,開設から17日で合格したことになります。

 私は本格的にホームページを制作するのは初めてですので,このような初心者が独学でホームページを制作し,Google Adsenseの審査に合格するまでの期間として17日というのは比較的短期といえるのではないでしょうか。

 なお,Google Adsenseの審査の申請を行ったのは,開設から3日目の10月26日だったと思います。

 以下,Google Adsenseの審査に合格するために私が気を付けたポイントや実践したポイントを箇条書きでまとめてみます。

合格のために気を付けたポイント

① ホームページをWordPressで作成

 ホームページをWordPressで作成したことです。はてなブログとかでも合格できるとは聞いたことがあります。しかし,アメブロやFC2ブログ等の無料ブログでは合格できないそうです。WordPressだと,自分でレンタルサーバーを借りたり,カスタマイズ性が高く自由であるが故に,ホームページ作成初心者にとってはかえってどうすればいいか分からないということになりがちです。しかし,ド文系の私でも何とかなりました笑 WordPressは多くの人に使われているので,大抵のことはググれば,丁寧な解説記事があるので,安心していいと思います。

 ちなみに,レンタルサーバーはConoHaXserverを利用している方が多いようです。私は,ユーザーがサイトを開いたとき,サイトが重いことによってストレスを感じてもらいたくなかったので,サイト表示速度最速ConoHaで契約しました。

② 他の同種のサイトとの差別化の意識

 私の例を挙げると,例えば,DQWに関し,他の攻略サイトは,欲しい情報を探すのに一手間かかるため,もっと情報へのアクセスに関する利便性が高まらないものかと感じていました。そこで,このような問題意識から,情報の検索能力に優れたサイトを構築するという点で差別化を図ろうと試みました。なお,ある特定のテーマに関する意見や感想等を述べたコンテンツは,作成者の独自性が強く表れるため,歓迎されると聞いたことがあります。要は金太郎飴のような独自性のないコンテンツはダメということですね。

③ GoogleアナリティクスやGoogle Search Consoleの導入

 GoogleアナリティクスGoogle Search Consoleの導入は恐らく合格のための必要条件ではないと思いますが,自身のサイトを客観的にみることは重要です。客観的に自身のサイトを分析し,それに基づいて改善を行うことでより優れたサイトになると思い,これらを導入しました。 

④ 見やすいレイアウト

 コンテンツが画面内に全て収まりきるように工夫したり,グローバルメニューを固定表示させるようにしたり,文字を見やすい大きさに調整したり,ユーザーにとって見やすいレイアウトにするよう心掛けました。サイト構築にあたり,9割方見やすいレイアウトにすることに心血を注いでいたと言っても過言ではありません。また,Googleアナリティクスによれば,当サイトのユーザーの大半はスマホから閲覧していたため,スマホに対応したページを作成することも強く意識しました。さらに,ユーザーに違和感を覚えさせる奇抜なデザインも好まれないと言われるので,なるべくデザインは穏当なものを選びましょう。

⑤ プライバシーポリシーの作成

 巷では「合格したかったら,プライバシーポリシーを作成しておくことは必要!」と言われていたため,作成しました。法律家の卵でありながら,お恥ずかしいのですが,プライバシーポリシーの作成方法が全く分かりませんでした(これから勉強します笑)。そこで,とりあえず他のサイトで紹介されていたプライバシーポリシー例をそのままコピペし,適宜変更すべきところは変更することにより準備しました。

 なお,弊サイトのプライバシーポリシーは自由に叩き台にしていただいてかまいません!

⑥ お問い合わせフォームの作成

 これも⑤と同様で先人の勧めに従い,「Contact Form 7」というプラグインを使用して 作成しました。ユーザーの意見を聴く場を設けずして,真のユーザーフレンドリーなサイトの実現は困難です。

⑦ 著作権等他者の権利に対する配慮

 コンテンツに画像を載せる際はなるべくフリー素材を使用したり,他サイトの情報をそのまま転載する際は出典を明記したりし,他者の権利に配慮しました。

⑧ 中身のないページを作り置きしない

 私は,実は1回Google Adsenseの審査に不合格になったのですが,そのとき,今後コンテンツを充実させる予定で,とりあえずタイトルだけ付けておいた固定ページをいくつか作り置きして公開しておりました。その結果,価値のないコンテンツが占める割合が多いとの理由で不合格になりました。そこで,私はこうしたコンテンツのないページを一旦全て削除し,再度審査申請しました。すると,翌日合格をいただくことができました。確かにホームページの骨格を構想しておくことは大事だけれど,審査時点では,将来のことは一旦置いといて,中身のあるページだけを作成・公開しておいた方が良いと思います。

⑨ 法令等に反するコンテンツ等を作成しない

 当然のことですが,法令に反するコンテンツや違法行為を助長させるコンテンツ,ユーザーの性欲を徒に刺激するコンテンツ等はNGです。

 具体的にどのようなコンテンツが禁止されているかについては,こちらをご覧ください ⇒ Googleサイト運営者向けポリシー

⑩ 一定のコンテンツ数の確保

 3~4記事で合格できたという人もいるので,コンテンツの数は多くなくてもよいとは思いますが,全くコンテンツがない状態だと合格できないのは当然のことです。Googleがあなたを値踏みすることができるだけの判断材料を提示する必要があります。ちなみに,私の場合,合格をいただいた時点で少なくとも30個はコンテンツがあったと思いますが,それぞれのコンテンツの品質が優れているならば,ここまでの数は必要ないと思います。むしろ,コンテンツが多すぎると,どれかが規約に反してしまう可能性が高まるから,合格するまではコンテンツをあまり増やし過ぎるなという人もいますね笑 まぁ,合格の前後を問わず,規約に反しないようにしたいものです。

 ところで,一定程度の記事数が必要だという指摘とともに,しばしば記事ごとの文字数についても言及されることがあります。「合格に必要な各記事の文字数は2,000字くらいだ」とか,「合格のために最低1,000字は書こう」というような指摘です。私は,文字数を合格に必要な条件に挙げることは半分賛成で半分反対です。私は合格をいただいたとき,文章を主として構成されるコンテンツよりも,表や図等といった文章によらない表現方法を用いたコンテンツの方が多くの割合を占めていました。文字数にすれば,1,000字に満たないものもあったのではないかと思います。つまり,何が言いたいかというと,文章によってユーザーに一定のメッセージを伝えようとした場合,それをちゃんと伝えるには結果的にある程度の字数が必要だったというだけであって,同じことを繰り返し言ってみたり,記事の趣旨から外れた無益的記載事項を増やしたりすることによって,文字数稼ぎをしたところでその記事は到底評価されるものではありません。ユーザーに伝えたいメッセージの内容次第で500字で十分なこともあれば,10,000字以上必要となることもあると思います。小説等の芸術的価値を有する文章は別ですが,短い言葉で,読者の問題意識に対して簡にして要を得た解を示すことができるならば,それが理想であり,簡潔に答えられることを徒に字数を引き延ばしてダラダラと説明することは有害だとさえ思います(とか言ってる私自身が文章が長くなりがちなのですが…苦笑)。ですから,文字数という形式的要件に捕われず,読者の問題意識にきちんと答えることができているかということを意識することが肝要であると考えます(私も頑張ります!笑)。

⑪ ページの趣旨に沿うタイトル

 ページのタイトルとページの内容がズレないようにし,タイトルにはそのページの内容を最もよく表す単語を入れ込むように意識していました。ユーザーがタイトルを見たら,自分の求めている答えはここにあると思わせるようなタイトルにすることが重要だそうです。

⑫ 運営者情報の記載

 サイドバーにプロフィールを記載し,運営者の人物像が多少なりとも見えるようにしました。

おわりに

 以上,私がGoogle Adsenseの審査に合格するために気を付けていたポイントを縷々述べてきましたが,これらは専ら私個人の経験に基づくものであって,必ずしも一般化できるものではないことにはご留意ください。

 なお,サイト構築にあたっては,のんくら(早川修)ほか「Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]」(日本実業出版社・2018年)という書籍を大いに参考にしました(僭越ながら,書評もさせていただいております)。

 以上①~⑫のポイントをクリアしていても,合格できない方は規約に反している可能性があるので(不合格となった場合,Google Adsenseのページにも簡単な不合格理由は示されます),今一度,プログラムポリシーを熟読するなどしてみるとよいかもしれません。

 

 ちなみに,インターネット上の通信を暗号化し,サイトのセキュリティ効果を向上させる仕組みを取り入れることをSSL化というのですが(SSL化すると,URLのhttpがhttpsに変化します),SSL化しているサイトはGoogleに優遇されるそうです。

 どのようにSSL化するかは契約しているサーバーによって異なりますが,ConoHaで契約している方は,「ご利用ガイドWordPressかんたんSSL化を利用する」というページが参考になります。

 私が合格をいただいた時点では,SSL化はしておりませんでした。しかし,基本的に多くのサイトはスマホから閲覧される割合が高いはずです。 スマホユーザーの利便性を高めるため,そのうちPWA(Progressive Web Apps)に対応させることを検討することになると思うのですが,そのとき前提としてSSL化しておくことが必要になるので,セキュリティの面からもPWAの面からも早いうちにSSL化しておくと良いと今は考えています。

 

 本稿を読まれた読者各位が一日も早くGoogle Adsenseに合格できることを祈念いたします。

 長文を最後までお読みいただき,ありがとうございました。

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